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歩くんですの箱 SS置き場

躍動感を表現するにはどうすればいいんだろう……と日々考え中。

忍「アリスが二人になりました!?」Part11

このSSは、18歳未満の方には不適切な表現を含みます。
お読みになる際は、自己責任でお願いいたします。

Part11 (Part10の続きです)
忍「今日は、陽子ちゃんの家で鍋パーティです」

陽子「ちなみにシノとアリスの反省会も兼ねてるから」

忍「ひっ。どんな仕打ちを受けるんでしょうか……」

カレン「うーん、ドーシマショー。さんざん手間を掛けさせてくれたデスからネー……」

アリス「あの、お手柔らかにお願いします……」

カレン「ではみなさん、乾杯シマショー!」

綾「ノンアルコールビールって、ホントに見た目ビールみたいね」

カレン「ではヨーコ、音頭を取るデス!」

陽子「えっ、私!?」

綾「主催者でしょ?」

陽子「分かった。ここは腹をくくってやるぜ」

陽子「コホン……、えー今回は、いろいろ紆余曲折がありましたが」

陽子「みんなの力で、この苦難を乗り越えることが出来ました」

陽子「本当にみんな、お疲れ様!」

陽子「では、乾杯」

一同「「カンパーイ!!」」

鍋「グツグツ」

忍「では、お野菜から入れていきますね」

アリス「魚の切り身も入れておくね」

陽子「豆腐もドーン」

綾「ちょっと陽子、先に豆腐入れたら形崩れるわよ」

カレン「まあまあ細かいことは気にナサラズー」

綾「ちょっとカレン、何入れてるのよ!?」

カレン「えっ?イナゴデース」

陽子「いやそんな当たり前みたいに言われても」

綾「ぎゃああああああああああああ」バタッ

陽子「あ、気絶した」

忍「綾ちゃん、しっかりしてください」

アリス「カレン、これ闇鍋じゃないよ!?」

カレン「アハハ、アハハハッ」

陽子「しかし、イナゴは完全に罰ゲームだろ」

カレン「ってわけでシノ、アリス!覚悟!」

忍「わたしですか!?」

アリス「ふぇぇ」

陽子「まあ、実際迷惑かけたんだし」

忍/アリス「「ごめんなさい」」

綾「はっ……、私、寝てた!?」

陽子「おはよう綾」

綾「私、どうして……」

陽子「大丈夫。イナゴはシノとアリスが処理してくれてるから」

忍「……」

アリス「……」

綾「イナゴ……ぎゃああああああああっ」

陽子「落ち着け綾っ」

綾「はぁ……はぁ……」

綾「そういえば私、全然食べてないわ」

陽子「綾の分、取っておいたぞ」

綾「ありがとう、陽子」

カレン「さーて、まだまだいくデスヨー!!」

陽子「おい待てっ」

カレン「」ドバドバドバ

陽子「遅かったか……」

綾「大丈夫、今度はただのお肉みたいよ」

カレン「流石に何度もムチャはしないデース」

忍「締めのうどんもありますよ」

陽子「おお、抜かりない!」

 ***

陽子「お腹いっぱいだ……」

カレン「腹12分目とは、このことデース……」

綾「私はまだ余裕あるわよ」

陽子「綾は、気絶してたせいであんまり食べてないからな」

アリス「それにしても、この間飛行機のハッチが壊された時の音、すごかったねー」

カレン「アレは何だったデス?」

陽子「えっと……」

綾「あはは……」

忍「すごい音でした。本当に何だったんでしょう?」

陽子「いやおまえは見てただろ」

……

忍「ところで、わたしから一言いいですか?」

陽子「うん、なんだシノ?」

忍「今回は、みんなにはいっぱい迷惑を掛けました」

忍「きっとみんながいなかったら、わたしは今頃一人で泣いていたと思います」

忍「みんな、本当に、ありがとうございます」

陽子「良いって。言っただろ。みんな、自分のやりたいようにやっただけだ」

綾「そうよ」

忍「それでもです」

アリス「わたしもっ、みんなには本当に感謝してるよ」

アリス「みんながいなかったら、きっとわたしはイギリスで泣いてた」

アリス「本当に、ありがとうっ」

カレン「アハハ、全然気にしなくていいデスヨ。ヨーコの言った通り、お互い様デース」

 ***

忍/アリス/綾「すぅ……すぅ……」

陽子「みんな寝ちゃったな」

カレン「これはチャンス!」

陽子「えっ、何の?」

カレン「モチロン、顔に落書きするチャンスデース!」

陽子「カレンは相変わらずテンション高いな」

陽子「ってか止めとけ」

カレン「えー、残念デース」

陽子「そういえばさカレン、ずっと気になってたんだけど」

カレン「ナンデスカ?ヨーコ」

陽子「どうして納涼俳句大会に応募しようって思ったんだ?」

カレン「どうしてそんなことが気になるデス?」

陽子「いや、単なる遊びとかじゃないことで、みんなを巻き込んで何かしようなんて言うの、カレンにしては珍しいと思ってさ」

カレン「うーん、タダの思いつきデス」

陽子「そっか、ただの思いつきか」

カレン「……ワタシが日本に来たときには――」

カレン「アリスの周りにはすでにみんながいまシタ」

カレン「シノにヨーコにアヤヤ」

カレン「……みんなに囲まれて、アリスはホントに幸せそうデシタ」

カレン「ワタシもすぐその輪の中に入れてもらったデスが」

カレン「ワタシ一人だけ日本語も下手デスし、クラスも違ったので」

カレン「もしかしたらみんなと壁がアルのかなって思ったりしたデス」

陽子「そんなこと考えてたのか。全然気づかなかったよ」

カレン「だから、ワタシもみんなの一員になれてるんだってコトを確かめてみたくなったデス」

陽子「それで俳句大会か。みんなで作品をつくって、みんなとの繋がりを実感しようと思ったんだな」

カレン「そーデス。みんなで出来れば何でも良かったデスが、偶然俳句大会の案内を見てコレに挑戦してみようと思いマシタ」

陽子「そっか……。カレンも能天気なようでいて、いろいろ考えてるんだな」

カレン「ワタシをナンだと思ってるデス!?」

陽子「あはは、冗談冗談」

陽子「でも、良かったよ。実は、結局俳句大会に応募できなかったから、結構気になってたんだ」

カレン「全然かまわないデース。今回の一件で、目的は達成できたデスから」

陽子「あはは、本当に良かった」

陽子「カレンは立派な、私達の一員だよ」

カレン「アハハ、ありがとーデス、ヨーコっ!」

エピローグへ続く

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