忍者ブログ

歩くんですの箱 SS置き場

躍動感を表現するにはどうすればいいんだろう……と日々考え中。

忍「アリスが二人になりました!?」Part10

このSSは、18歳未満の方には不適切な表現を含みます。
お読みになる際は、自己責任でお願いいたします。

Part10 (Part09の続きです)
俺「あんにゃろー、前の車チンタラしやがって」

俺「仕方ない、ちょっと強引だが……ここで抜かすっ」

綾「ひゃあ!?」

陽子「どうした綾ー、かわいい声出しちゃって」

綾「なによ……ちょっと揺れてびっくりしただけよ///」

忍「なんだか少し気分が悪いです……」

陽子「顔色悪いぞ、大丈夫かシノ!?」

陽子「運転士さん、もう少し丁寧にお願い」

俺「これでも手加減してるつもりなんだがな……仕方あるまい」

忍「ううっ……」

綾「ちょっとホントに大丈夫?シノ?」

陽子「吐きそうだったら、この袋使って」

忍「いえ……平気……です、うっ」

俺「ちっ、こんな時に限って覆面(パトカー)がいやがる」

俺「さっさとどっか行けってんだゴラァ」

陽子「もしかしてこの人、ハンドル握ると人格変わるタイプ?」

 ***

俺「着いたよ。嬢ちゃん、ダイジョブ?」

忍「はい……、平気です」

俺「くっ、渋滞で思いの外時間を使っちまったな」

俺「もう時間が無い。急いで飛行機のとこまで行こう。着いて来い」

……

俺「俺だ。ここを通せ」

係員「なんですかあなたは!チケットすら持ってないじゃないですか」

俺「だから俺、こういう者だって」

係員「ああそうですか。ならその手帳を最初から見せてくださいよ」

俺「急いでんだよこっちは。分かれ」

係員「こっちは真面目に仕事してるのに、あの物言いは何なのかしら……」

忍「手帳を見せただけで搭乗口まで入れるんですね!」

綾「この威力、カレンの関係者というのは本当だったのね」

忍「すごいです!」

陽子「うーん、そのはずなんだけど……」

綾「なぜかあんまりカッコよくないわね……」

 ***

俺「アリスが乗ってるのは、この飛行機のはずなんだが……」

俺「くっ、しまった!遅かったかっ」

陽子「そんなっ」

忍「ウソ……ですよね……」

綾「アリス……」

俺「いや、まだだ」

陽子「まだって、もうハッチ閉まってるけど!?」

俺「ちょっとここで待ってろ」タッタッタッ

俺「」ギュルギュルギュルギュル

綾「あの人、何してるのかしら……」

陽子「突然ドリルみたいに回転し始めたぞ」

俺「シャァァァアアアアアアア!!!」

陽子「ロケットみたいに飛び上がった!?」

陽子「はっ、まさか!?」

綾「本当にドリルみたいに、頭から水平に突っ込む気!?」

俺「」ギュルギュルギュルギュル

忍「すごい、周囲の空気が渦巻いてます」

俺「」ギュルギュルギュルギュル

ドゴオオオーーーーーーーーーーーン!!!

陽子「ハッチに……」

綾「穴を……」

忍「開けました!?」

俺「」チーン

忍/綾/陽子「」

機長『ただいま、搭乗ハッチが何者かにより破壊されました』

機長『避難誘導を開始いたしますので、乗務員の指示に従い、避難を行ってください』

……

 ***

忍(避難誘導により、ロビーに集められた数百の人からアリスを見つけ出すのはとっても大変でした)

陽子「見つけた。あっちだ」

忍「アリスーっ」タッタッタッ

アリス「シノっ!?」

忍「迎えに来ましたよ、アリス!」

アリス「シノ、どうして……」

忍「アリス。いきなりいなくなっちゃ、ダメです」ギュっ

アリス「だって……」

忍(ああ、この抱き心地、懐かしいです)

忍(アリアと同じ抱き心地です)

忍(小さくて、あったかくて、やわらかい……)

忍(わたしの大好きな、抱き心地です)

忍「アリス。わたしはいつだって、アリスのことが大好きです」

忍「嫌いになんてなるわけありません」

アリス「ホント……?」

忍「はい。だから、もう絶対に、いなくなったりしないで下さい」

アリス「うん……わかった。約束する」

アリス「ねえシノ」

忍「なんですかアリス?」

アリス「わたしも、シノのこと、大好きだよ」

忍「っ!?はい……ありがとうございます///」

アリス「~~~~~~///」

忍「えへへっ、なんだか照れますね///」

アリス「えへへっ///」

……

陽子「一件落着、だな」

綾「ええ」

カレン「まったく、手間のかかる子猫ちゃんたちデース」

綾「本当、その通りだわ」

陽子「しかしあの二人、ホントラブラブだな」

綾「見てて恥ずかしくなってくるわ」

陽子「でも、ちょっと羨ましいよ」

カレン「そうデスカ?アヤヤにはヨーコがいるデース」

綾「ちょっとカレンっ!?~~~///」

カレン「アハハッ……アヤヤ、そんなにバンバン肩叩いたら痛いデース」

 ***

俺「ここは……」

俺「はっ、まさか……病室」

俺「俺は……一体何をしていたんだ?」

俺「思い出せない……」

俺「……ま、いいか」

……

Part11へ続く

拍手[0回]

PR