忍者ブログ

歩くんですの箱 SS置き場

躍動感を表現するにはどうすればいいんだろう……と日々考え中。

忍「アリスが二人になりました!?」Part06

このSSは、18歳未満の方には不適切な表現を含みます。
お読みになる際は、自己責任でお願いいたします。

Part06 (Part05の続きです)
アリス「Good morning, Shino」

忍「おはようです、アリス。どうしたんですか?」

アリス「I'm an English, needless to say..., but, recently I behaved as if I were a Japanese...」

忍「えっと……」

アリス「for example, speaking Japanese, decorationg my room with many...many kokeshis and...」

アリス「But the character you want me to be is the English one, don't you Shino?」

忍「はわわ……」

忍「……アリア、アリスはなんて言ってるんでしょう」

アリア「Oh..., Alice's room is filled by a lot of kokeshis...」

忍「あ、あのっ……、二人とも?」オロオロ

アリス(まただ……、またシノが存在しない誰かと話してる……)

アリス(ダメなんだ、今さら外国人らしくしたところでもう……)

忍「アリス、どこに行くんですか?」

アリス「Sorry, I feel sick...」

忍「……部屋に戻っちゃいました」

 ***

陽子「おはようシノ」

忍「はい、おはようございます」

綾「今日はアリスは一緒じゃないの?」

忍「なんだか、少し風邪を引いてしまったみたいです」

陽子「まだ治らないのか……」

綾「早く良くなるといいわね」

忍「大したことないと言っていたので、すぐに治ると思いますよ」

 ***

カレン「みんなでアリスのお見舞いに行きまショー」

綾「そうね」

陽子「シノ、いいか?」

忍「気持ちはうれしいですが、ただの風邪ですし、看病はわたし一人で十分ですよ」

陽子「そっか……。まああんまり大人数で押しかけて邪魔するのも悪いしな」

綾「それもそうね」

カレン「なら、シノに任せマス」

 ***

陽子「シノ、今日こそは一緒にお昼食べようよ」

忍「ごめんなさい、今日も学食で食べてきますね」

綾「シノ……」

 ***

忍(放課後)

忍(学校から帰ってきましたが、アリスの調子はどうでしょうか)

忍(心配です……)

忍(少し部屋を覗いてみましょう)

忍「アリス、入りますよ」

アリス「……」

忍「どうですか、熱は?」

アリス「……」

忍「どうして口を聞いてくれないんですか?」

アリス「……構わないで」

忍「えっ?」

アリス「わたしに構うなって言ってるの」

忍「なんで……」

忍「アリス、わたしのことが嫌いになりましたか?」

アリス(それはこっちのセリフじゃない)

アリス「ふざけないで。出てってよ!」

忍「ごめんなさいっ」

忍「……」

忍(わたし、なにかアリスの嫌がるようなことをしてしまったでしょうか……)

 ***

アリス(これで良かったんだよね……)

アリス(シノが陽子たちを避けるようになったのは、わたしの近くにいたくないから)

アリス(わたしが引き籠って学校に行かなければ)

アリス(シノは今まで通りみんなと笑っていられる)

アリス「ぐすっ」

アリス(なんで……涙が止まらない)

アリス(わたしさえ我慢すれば、シノは幸せになれる……)

アリス(悲しくなんてないはずなのに……)

アリス「わたし、最低だ……」

アリス「ううっ……ぐすっ」

アリス「シノぉ……」

 ***

忍(最近、アリアにかまけてあんまり一緒にいてあげられなかったからでしょうか……)

忍(アリスに嫌われてしまったみたいです)

アリア「どうしちゃったのかな、お姉ちゃん……」

忍「アリス」ギュっ

アリア「シノっ!?」

忍「アリスは今日も最高の抱き心地です」

アリア「えへへっ」

忍「温かいですね、アリス」

忍(こんなときですらアリアの温もりに縋るなんて、わたしは最低の人間です)

忍(でも、そうでもしなきゃ、本当にアリアが消えてしまうような気がして……)

 ***

忍「また、朝がやってきました」

陽子「アリスの風邪、まだ治らないのか」

忍「はい……」

綾「ちょっと長引いてるわね」

忍(風邪なんて嘘です。アリスは、わたしに会いたくないから……)

カレン「早く元気な姿見せてほしいデース」

忍「……」

 ***

陽子「シノ、お昼食べよう」

忍「今日も学食」

陽子「待ってシノ。本当はお弁当持ってきてるんだろ」

忍「……っ」

陽子「どうして私達を避けるんだ?」

カレン「ナニか嫌なことがあるんだったらハッキリ言って欲しいデース」

綾「そうよ。私達は友達なんだから、遠慮は無しよ」

カレン「シノがいないと寂しいデース」

陽子「そうだよ。ただでさえアリスもいないのに」

忍「アリスがいないって……」

忍「ここにいるじゃないですか!」ドンッ

綾「シノ?」

アリア「ちょっとシノっ」

忍「……どうして気付いてあげられないんですか」

忍「アリスはいつもわたしの隣にいるのにっ!」

陽子「落ち着けシノ」

忍「落ち着いてます!おかしいのはあなた達でしょう?」

カレン「ホントにどうしたデス?シノ」

忍「ずっと隣にいるのにっ」

忍「こんなにもあったかいのにっ」

忍「なんで、なんであなた達は分かってあげられないんですか!?」

忍「ふざけるのもいい加減にしてよ!!」ダッ

陽子「あっ!ちょっと、シノっ」

カレン「ワタシが追いかけマース」ダッ

綾「わたしも行くわ」

陽子「急ごう。カレンを追いかけるんだっ」

生活指導「おいっ、廊下は走るな!」

 ***

忍(本当は分かっていました)

忍(アリアが見えないのは、彼女たちのせいではないってこと……)

忍(でも、わたしには耐えられなかった)

忍(みんながアリアをいないかのように扱うのを見て)

忍(アリアなんて本当はいない、お前は間違ってるって指摘され続けているように感じて)

忍(わたしにしかアリアを認識することは出来ないのに)

忍(このままじゃ、わたし自身がアリアの存在を信じられなくなってしまう)

忍(わたしの手で、アリアを消してしまうんじゃないかって)

忍(怖い、怖いです……)

忍(だれか証明してください)

忍(アリアは、幽霊でも幻なんかでもない)

忍(確かにここにいるんだってことを……)

Part07へ続く

拍手[0回]

PR