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歩くんですの箱 SS置き場

躍動感を表現するにはどうすればいいんだろう……と日々考え中。

【SS】穂乃果×雪穂(プロローグ)

ずいぶん久しぶりの更新になります。
随分前から書いていたSSなのですが、ようやく完成したということで公開します。

今回はプロローグ、Part01~05、エピローグの7回に分けて公開する予定です。
タイトル通り穂乃果×雪穂のSSですが、あまり濃厚な絡みはありません。
時系列は、穂乃果達が高2の時点の開始になります。公式設定もいろいろ無視したりしてるし

では、以下より本編です。

プロローグ
【穂乃果の部屋】

穂乃果「ええ!?音ノ木坂学院受けないの!?」

雪穂「うん。将来のこといろいろ考えて、私のやりたいことってなんだろうって」

穂乃果「そうなの?雪穂は大人だね。私が中学のときなんて、そんなことちっとも考えなかったよ!」

雪穂「私はお姉ちゃんみたいに能天気じゃないの」

穂乃果「うっ、ぐさっときた……」

雪穂「それで私、思ったの。私は将来農業がやりたいなって」

穂乃果「……農業?」

雪穂「うん。今ね、農業従事者はどんどん高齢化が進んで、このままじゃ農業人口は減っていく一方なの。農業は儲からないからって。でも、そんなのってやっぱりダメだよ」

雪穂「このままじゃ、日本の自給率はどんどん下がってっちゃう。TPPが結ばれたら、今よりもっと日本の農家は苦しくなるだろうし」

雪穂「だからこそ、私は日本の農業を変えたいって思ってる……って、お姉ちゃん聞いてる?」

穂乃果「( ˘ω˘)スヤァ」

雪穂「お姉ちゃんっ!」

穂乃果「(`・ω・´)シャキーン」

穂乃果「あ、ごめんごめん……穂乃果、難しい話はちょっと苦手かも」

雪穂「もう、お姉ちゃんったら……」

穂乃果「あはは……まあ雪穂が農業をやりたいって気持ちは何となく分かったけど、それでどうして音ノ木坂に行くのを止めちゃうの?」

雪穂「私は、高校生のうちからしっかり農業を学んでおきたいの。だから地方に出て、ちゃんとした環境が整った農業高校で勉強したいって思ったの」

穂乃果「えっ?そしたら、高校に入ったら雪穂はいなくなっちゃうの!?」

雪穂「うん、下宿するから」

穂乃果「うわあああああんそんなの寂しいよぉー」

雪穂「お姉ちゃん大げさすぎ。夏休みとかはちゃんと帰ってるから、心配しないでよ」

穂乃果「でも……」

雪穂「それじゃあ、私は勉強しないといけないから。お姉ちゃんも、さぼってばっかりじゃダメだよ」

穂乃果「雪穂、待って」

雪穂「なに?」

穂乃果「えっと……お父さんとお母さんは、それで良いって言ったの?」

雪穂「うん。私のこと応援してくれるって」

穂乃果「そ、そっか……」

雪穂「じゃあ、話はそれだけだから。時間取らせてごめんね」

穂乃果「あ、ちょっとっ!」

ドア「バタン」

 ***

雪穂「ごめんね、お姉ちゃん」

雪穂「私が、こんなにダメな妹で……」

 ***

雪穂(いつからだっただろう。私がこんな風になってしまったのは)

 ~回想~

幼穂乃果「ゆきほ~、ほら、あっちであそぼ?」

幼雪穂「まってよ。あたしまだごはん食べてるのに」

幼穂乃果「はやくはやく~」

 ~~~~

雪穂(そうやって、私はいつもお姉ちゃんの手に引っ張られていた)

雪穂(それが当たり前で、だから、何とも思わなかった)

雪穂(でも、ある日)

 ~回想~

穂乃果「なんだか、駅の向こう側に新しいお店ができたんだって。行ってみようよ!」
  
雪穂「えっ、でもその前に宿題やらないと」

穂乃果「いいのいいの!そんなのは後でっ。ほら、早く!」ギュッ

雪穂「はうっ///」

穂乃果「……雪穂?」

 ~~~~

雪穂(考えるより先に体が動いて……、お姉ちゃんが握ってくれた手を私は咄嗟に振りほどいていた)

雪穂(手を握られた瞬間、自分ではどうしようもないくらいにものすごく恥ずかしくなってしまって……)

雪穂(それがどうしてなのか最初は分からなかったけど、それ以来、私はお姉ちゃんの前では顔が赤くなって、心臓がドキドキして、まともに顔も見れなくなってしまった)

雪穂(私、おかしくなっちゃたのかな……)

雪穂(そう思ったんだけど、ある時、私のこの気持ちが何かを知った)

雪穂(でもそれは、決して許されないことで……)

雪穂(だから私は、その想いを断ち切ることにしたんだ)

Part01へ続く

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