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躍動感を表現するにはどうすればいいんだろう……と日々考え中。

【2015年末企画】ごちうさ終末ボウリング大会! - 後編

ごちうさ終末ボウリング大会! - 後編

- 8セット目 -

マヤ「ゲームもいよいよ後半!盛り上がってまいりました!」

リゼ「白熱の戦いだな!」

ココア「いやー、こんなに暑い戦いになるなんて、最高だねっ」

マヤ「さーて、ではここまでの流れを振り返ってみましょう!まずは三宝珠チーム!リゼとシャロの安定した投球で着実にポイントを稼いで現在トップ!しかし2位のコーヒーナッツとの差はわずかに実質4点以下!」

セット12345678910
三宝珠72339SS 4-6381       
9153549536271   
コーヒーS G38S427S51S        
131630365157-   
メグココアG-G-S G8S 34S        
0018264350-   
S:ストライク/スペア G:ガーター F:ファール

リゼ「事実上2位だと思った方がいいな。厳しい戦いだよ」

マヤ「7セット目、リゼが惜しくもスペアを逃したけど、これが想像以上に痛かった!コーヒーチームの私、そしてメグココアのココアがまさかの3セット連続ストライク!両チームとも大逆転のチャンスを迎えている状況!」

シャロ「マヤちゃんの足を引っ張らないようにしないと……私にかかってるわね」

チノ「マヤさんはスペアかストライクのみの好成績ですからね。間を埋めるシャロさん次第では私たちも厳しくなってきます」

千夜「私、ここでぜったい決めるわ」

マヤ「おっ、千夜が動いた!なんだ?纏うオーラがさっきまでとぜんぜん違うぞ!?」

リゼ「気合が入ってるのは良いことだ。頼んだぞ、千夜」

チノ「どうかお願いします!」

千夜「ええ、私に任せて。今の私はいつもの私とは違う」ゴゴゴゴゴゴ

ココア「なに、この風!?」

シャロ「こっ、こんな千夜を見たのは初めてだわ!」

リゼ「ちょっ、なんだっていうんだ!?千夜から放たれる圧倒的な圧力……この風圧!」

メグ「ひゃっ!?ふき飛ばされちゃうよぉ~」

チノ「時間とともにどんどん……くっ、強くなっていきます」

マヤ「千夜にはよほど強い思いがあるんだな……だが、それは一体なんだ!?」

千夜「宇治松千夜……いや、今の私は月より神霊の力を得た巫女。潮の満ち引きを操るように、この大気の流れを操って、必ずあの山脈を奈落の下に沈めて見せる!」

シャロ「なんか設定語り始めたー!」

マヤ「なにを言ってるのかよく分かんなけどすごい気迫!そして千夜、おーっと、いきなりファールラインの直前に立った!助走はしないのか!?そして、千夜!大きくボールを振りかぶって……なんだあの投げ方は!?9ポンドもあるあの球を軽々と振り回して中に放った!まるであれは野球のサイドスロー!ボールの重量を全く感じさせない!」

リゼ「なんという型破りだ!」

チノ「ですが……きちんとピンの後方に向かっています!」

メグ「すごい……まだ落ちないよ!」

マヤ「千夜のボールがまっすぐに宙を舞う!もはやこれはボウリングではない!」

シャロ「正直、意味が分からないわ……間違いなく物理無視してるわよ、これ」

ココア「いや、あのサイドスローは間違いなく今飛んでいるこのボールが持つ運動量を与えるだけの力積を生み出していた。それくらい、あの腕には力が込められてたんだよ!」

マヤ「そしていよいよボールはピンに到達!間違いなく直撃コース!なっ……」

千夜「ちょっと、きちんと薙ぎ倒しなさい!」

リゼ「これは……どういうことなんだ?」

ココア「いくらなんでも……こんなのあり得ない!千夜ちゃん、一体どんな力を使ったの!?」

チノ「ボールが通る道を作るようにピンがきれいに二手に避けていく……これはまるで……」

シャロ「モーゼの伝説のようね……前方の海が二つに割れたという、あの伝説そのものだわ!」

マヤ「そして、二手に分かれたピンの間をボールが通過していく!なんと!ピンは倒れない!正面を正確に捉えたボールがピンを一本も倒さないなんて前代未聞だー!」

ココア「千夜ちゃんすごい!これは奇跡だよ!千夜ちゃんは奇跡を起こしたんだよ!」

千夜「例えこれが奇跡でも、一本も倒せない奇跡に価値なんて無いわ」キリッ

チノ「そんなことありません。私、千夜さんの球を見て感動しました」

リゼ「年の瀬にこんな良いものを見せてもらえるなんて幸せだよ!」

千夜「みんなありがとう。私は潮汐と風の流れを操る月の巫女。次こそは必ず決めて見せるわ」

マヤ「千夜の二投目!今度もさっきと同じ投げ方でいくようだ!」

千夜「ココアちゃん、知ってる?奇跡は二度は起きないから奇跡って言うのよ」

ココア「それでも私はもう一度見てみたいな?奇跡を」

マヤ「奇跡は起きない宣言!次は必ず倒すぞという意思表示でしょう!千夜、さっきと同じサイドスローで投げたー!」

リゼ「文句ないコースだ!」

ココア「さっきと同じようにすごくまっすぐ、本当に正確です」

シャロ「ツッコもうと思ってたんだけど、こんな軌道でボールが投げられてる時点で奇跡なんじゃないの?」

ココア「いや、ここまではまだ奇跡じゃないよ。あの投げ方ならボールの運動量は」

シャロ「わ、分かったわよ」

マヤ「そして!今度はさっきと同じではない!ボールは二手に分かれているピンの右サイドにツッコんでいく!そして風圧で左サイドに押し寄せられながらすべてのピンが薙ぎ倒された!スペアー決まったー!!!」

リゼ「劇的な展開だな!よくやったぞ千夜!」

千夜「……良かった……チームを足を引っ張ってばっかりだった私にも、ようやく……」ガクッ

チノ「千夜さん?」

千夜「」

リゼ「千夜、しっかりしろ!千夜!」ユサユサ

千夜「はっ!?私、今どうなってたの……?」

シャロ「びっくりしたわ。一瞬だけど気を失ってたわよ」

千夜「そ、そうだったの……?」

ココア「千夜ちゃんが覚醒したのは、チームのために貢献したかったからなんだね」

マヤ「千夜の仲間を思う気持ち、敵チームながら感動したよ!」

シャロ「それにしても無理し過ぎよ。どこまで自己暗示を強めればさっきみたいになれるんだか……」

千夜「さっき?」キョトン

リゼ「……まさか、覚えてないのか?」

チノ「あの重たい球をサイドスローで投げて10本全部倒しました。おかげでチームは窮地から救われたんです」

千夜「え?でも、私まだ投げて……あら?……そう、私、やったのね。リゼちゃんもチノちゃんも上手くて、私だけ足引っ張ってたみたいだったから、本当に良かったわ」

マヤ「いやー、もうボウリングを見てるんじゃないみたいだったよ!すごかった!」

メグ「こんな投げ方もあるんだー、って思ってびっくりしたよぉ~。ボウリングって奥が深いんだね」

リゼ「いや、ボウリングであの投げ方は普通ないぞ」

マヤ「それにしてもこのセット千夜がスペア。ここは私たちも決めていかないといよいよ厳しいな。よし、アレを使うか!」

シャロ「アレ?次は私の番だけど?」

マヤ「そう!だからシャロが最大限自分の力を発揮できるようにアレを使うんだよー」

ココア「アレって何?」

マヤ「アレってのはー、これ!」

リゼ「おお、缶コーヒーか!」

ココア「そっか!これを使ってドーピングするんだね」

マヤ「そういうこと。さあ、飲むんだシャロ!」

シャロ「ちょっ、私コーヒーはダメなのよっ」

マヤ「そう言わずさー、ちょっとだけで良いから飲んでよ」

シャロ「しょ、しょうがないわね」プシュッ

シャロ「じゃあ、一口だけ」ゴクリ

シャロ「ひゃ~い、缶コーヒーおいしいれすよぉ~」ゴクゴクゴク

ココア「一気飲み!?」

チノ「それブラックコーヒーですよね。それを一気飲みできるなんてシャロさん大人です。私もいつか……」

シャロ「ぷはぁ!いえぇぇぇぇい!ボウリングってた~のしいな~。え、つぎはわらひ(私)の番?ヤッター!たっくさん投げて、たっくさん倒しちゃおー!ズッバ~ン!」

チノ「まあ……こうはなりたくないですけど……」

マヤ「その意気だよシャロ!ズバーンって倒しちゃえ!」

シャロ「たおひひゃえー!オー!」

リゼ「おい、ボールを持った途端すごくフラフラになってるけど、大丈夫なのか?」

シャロ「リゼしぇんぱぁい、わらひのこと心配してくれるんでしゅかぁ~?///」

リゼ「そりゃそんな状態じゃな……無理するんじゃないぞ」

シャロ「あははっ、リゼしぇんぱいがわらひのこと心配してくれたー、えへへ///でもダイジョーブれすよしぇんぱぁい!わらひのカッコいいところ見ててくだしゃ~い!」

リゼ「お、おう、分かったよ。シャロがそう言うならな」

シャロ「じゃあ、リゼしぇんぱいのためにいっぱいいーっぱい頑張っちゃいますよぉ~!」

マヤ「うーん、元気なのはいいけど足元がふらついてる……体がぶれてるし、これは誤算だったか?」

ココア「マヤちゃん、ドンマイ」ニッコリ

シャロ「いっきまふよぉ~。ヤァァァァァァァっ」タタタタッ

マヤ「おっ、シャロの助走!勢いに任せているおかげで予想以上に安定している!投げたー!いい、いいぞこの球!体がぶれるかと思ったけど杞憂だった!」

シャロ「パアリィナアァァァァァイトッ!」

パーン

マヤ「倒れた!倒れた全部倒れたストラーイクッ!大きなストライク!現時点の実質得点で三宝珠チームを上回った!」

シャロ「いぇえええええい!!しぇんぱい見てらひたかぁ?」

リゼ「ああ、完ぺきなストライクだった!ピンの弾ける音がすがすがしかったよ!」

シャロ「ありがとうございますぅ!わぁ~い、しぇんぱいに褒められたー///」

チノ「ですが、これで私たちは厳しくなりましたね」

リゼ「次のセット、できればストライクが欲しいな」

チノ「ですが……」

リゼ「大丈夫だチノ、初めてなのにあれだけ上手くできるんだから、ストライクだっていけるさ」

チノ「はい……頑張ります」

マヤ「そしてメグココアチームはメグ!さきほどのセットでは初めて2投ともガーターを出さずに決め、着実な成長ぶりを発揮している!」

ココア「さっきまでと同じように投げれば良いからね。頑張って!」

メグ「うん、ココアちゃんのストライク、ぜったい無駄にしないようにするね」

ココア「ありがとー。でも気負わなくて良いんだよ!どんな結果になってもお姉ちゃんがしっかりフォローするからね。お姉ちゃんに任せなさ~い!」

メグ「ありがとうココアちゃーん」

マヤ「千夜、シャロと劇的な投球が続いた後のメグですが、あくまで基本に忠実に行く!これぞボウリングというフォーム!おお、体のブレも少ない!やはりバレーで鍛えられたバランス感覚が活きているのか!?投げたー、これも完ぺきなコース!」

メグ「お願い、ストライク来てー!」

パーン!

マヤ「倒れたストライク!メグもここで初ストライクを決めた!」

ココア「メグちゃーん!」ダキッ

メグ「ココアちゃん、私やったよ!」

ココア「うんうん、良く頑張ったね!お姉ちゃんいっぱい褒めちゃうよ」ナデナデ

メグ「えへへ、なんかちょっと恥ずかしいよ~///」

チノ「なにイチャイチャしてるんですか」ジトッ

マヤ「おっ、チノ妬いてるな~?」ニヤニヤ

チノ「誰が焼きもちなんか……」ブツブツ

マヤ「ここまでで各チームが確定している最低の点数は三宝珠チームが81点、コーヒーナッツ87点、メグココアが80点!いやー、なんという劇的な三つ巴の戦い!果たしてこの戦いを制するチームはどこなのか!?」

- 10セット目 -

マヤ「そしてやってまいりました最終セット!まずはここまでの結果をご覧いただきましょう!」
セット12345678910
三宝珠72339SS 4-6381GSS    
915354953627191- 
コーヒーS G38S427S51S S 53   
13163036515782100108 
メグココアG-G-S G8S 34S S G3   
0018264350708386 
S:ストライク/スペア G:ガーター F:ファール

リゼ「ココアのチームがちょっと差をつけられてしまったな」

ココア「うぅ……ごめんねメグちゃん」

メグ「大丈夫、まだ勝つチャンスはあるよー」

マヤ「第9セットはチノが初のストライク!安定して倒すピンの本数を稼いできたチノがここへきて初めてストライクを取り三宝珠チーム試合を有利に展開している!」

チノ「やっぱりぜんぶ一気に倒れると気持ちいいものですね」

マヤ「一方コーヒー豆チームは私が今日初めてストライクもスペアも逃す失投で三宝珠チームに対し実質のリードは7点以下と厳しい状況に!ちょっとこれは反省だなー……。しかしもっとも厳しいのはメグココア!ストライクを連発してきたココアがここへ来て大失投!唐突に試合開始直後のココアに逆戻りか!?」

ココア「これで私が投げるのは最後だって思うと緊張しちゃって……」

チノ「ココアさんらしいです」

シャロ「とはいえ、まだどのチームにも勝つチャンスはあるわね」

リゼ「このセットで全部ストライクを取れば三宝珠チームは151点、コーヒー豆隊138点、メグココアが116点か」

千夜「逆に一本も倒せなければ私たちは101点。本当にこのセットですべて決まるってことね」

リゼ「絶対パーフェクトを取る!」

マヤ「おっ、リゼの気合は十分!リゼが2つのストライク、もしくはスペア1つとストライクを決めた時点でチーム『麗投一撃の三宝珠』の優勝が決定!」

シャロ「思い出したようにチーム名の正式名称を出したわね」

マヤ「ではリゼの一投目!」

シャロ「リゼ先輩、頑張ってー!」

マヤ「いやリゼの応援してる場合じゃないよー」

シャロ「でも……」

リゼ「ありがとう、やっぱり後輩の応援っていうのは力になるよ」

千夜「リゼちゃん、頑張って!」

チノ「最後にリゼさんのストライク見たいです」

リゼ「みんな……よーし、ここで、決める!」

マヤ「リゼ、気合は十分!構える姿はこれから戦場に突撃していく兵士のように勇敢!そして……スピードのある助走!これまでで一番勢いがある!投げたー!」

リゼ「あっ!」

マヤ「おお、美しい!まっすぐ、まっすぐポケットに吸い込まれていく!ボールは……どうだ?ストライク!綺麗に全部倒れてストライク!」

シャロ「リゼ先輩、やりましたね!」

千夜「すごくカッコいいわ!」

ココア「敵ながら褒めて遣わそう」フンス

チノ「ココアさん、なんでそんなに偉そうなんですか?にしてもリゼさんはやっぱりカッコいいです」

リゼ「いや、みんな……実は……」

チノ「これで勝利は目前ですね」

ココア「逆に私たちの負けは確定したんだよね。あー、勝ってチノちゃんに一日お姉ちゃんって呼んでもらおうと思ったのに……」

チノ「そんなこと考えてたんですか。まあココアさんのことですからそんなことだろうとは思いませんでしたが」

マヤ「さて!三宝珠チームは2位以上が確定!121点以上の得点が決定しさらに3投目を投げる権利も確定……あれ?ファール?あー、リゼ、痛恨のファール!全部倒しましたが無得点!三宝珠チームぬか喜びだったぁ!」

リゼ「さっきからそれを言おうとしていたんだ……。投げた直後に勢いで足がファールラインを超えちゃったんだよ。千夜、チノ、ごめん……」

チノ「誰にでもミスはあります。だから気にしないでください」

千夜「その通りよ、弘法も筆の誤りと言うわ」

リゼ「私はそんな大それたものじゃ……だが、失敗はきちんと取り戻さないとな。気持ちを入れ替えて、決める!」

マヤ「リゼの2投目!この2投目ですべてのピンを倒せば3投目を投げることができます!この一投が大きなカギ!」

シャロ「さっきのファール、ホントにストライクかと思いました。リゼ先輩、さっきみたいにカッコいいストライク見せてください!」

リゼ「敵チームであるシャロが応援してくれるのは変だぞ」クスッ

シャロ「そんなことありません!私にとってリゼ先輩は敵チームである以前に……私の大切な憧れの先輩なんですからっ///」

リゼ「シャロ……」キュン

リゼ「ありがとな。絶対その応援に応えて見せるよ」

シャロ「はい!」

マヤ「リゼ。構えから助走に入ります!うーん、しかしちょっとこれはどうか?慎重さを感じさせる助走で勢いが無い!あー、投げたー!うーん、あーこれはどうでしょう!」

リゼ「倒れてくれ!」

マヤ「あー、9本!記録は9本!スペアならず!コースは悪くなかったけど2番ピンが残ってしまったぁ!119点止まりの三宝珠チーム
!」

リゼ「チノ、千夜……。すまない!この通りだ」ドゲザ

チノ「そっ、そんな……顔を上げてください」

千夜「そうよ。リゼちゃんは功労者でこそあれ、頭を下げる必要なんてないわ」

チノ「まだ負けが決まったわけじゃありません。それに2位以上は確定しているんですよ」

リゼ「でも……」

シャロ「リゼ先輩、最後は惜しかったけどカッコよかったです!」

リゼ「ありがとうシャロ。でも、こんなことじゃダメなんだ……最後に自分の弱さが出てしまったよ。私ももっと鍛えなおさないとな」

マヤ「さて、続いて私たちのチーム『コーヒーナッツ』の番!神は私たちに微笑むか、それとも見放すのか!?シャロ、缶コーヒーだ!これを飲んで頑張って!」

シャロ「いいえ。私はもうそれには頼らないわ。本当の私がどこまでやれるのか……みんなにはそれを見てほしいから」

マヤ「そういうことなら……任せたよ。シャロ」

チノ「マヤさんたちは9本以上で2位が確定、スペアかストライクを取ってさらに2本以上倒せば単独で1位が決まります」

ココア「うわああああん、私達にはほとんど勝ち目がないよ……」

メグ「大丈夫だよココアちゃん。信じていれば、きっと神様は私たちに味方してくれる!」

ココア「そうだよね、本当は一番プレッシャーを感じてるのはメグちゃんなのに私がへこたれてどうするんだろ……これじゃあお姉ちゃん失格だよね」

マヤ「シャロ、定位置につきます。そして、投げたー!ボールは……わずかに逸れましたが良いコース!これは……?あーっ、スプリット!難しいスプリットが残った!6番、8番のピンが残ってしまったぁっ!」

シャロ「どうすれば……」

マヤ「シャロ、6番のピンに右からかすらせるように当てるんだ。難しいけど今の感じでいけばきっと狙えるよ!」

ココア「ちょっと待って。私たち、この段階で最高でもシャロちゃん達と同率2位!?」

メグ「そうだね……ごめんね、シャロちゃん。でも、私たちはシャロちゃんのミスに懸けるしかないんだよ〜」

リゼ「実際難しいスプリットだ。ミスになる可能性は高い」

シャロ「大丈夫、いけるわ」

マヤ「頑張れシャロ!そしてシャロ、右端を狙うためにやや左寄りからスタート!投げたー!おおっ、これは完ぺきなコース!ボールが上手く6番ピンに向かって行く!そして!来たー!完ぺきな当たり!わずかにかするようにぶつかってスペアー!決まったぁ!」

シャロ「やったー!やったわマヤちゃん!」

マヤ「すごいぞシャロ!これを決められたらもう一人前だ!」

ココア「コーヒーの力も借りずに……すごいよ!」

リゼ「あと2本倒せばシャロ達の優勝か!これはもう、決まったようなものじゃないか?」

マヤ「あとは油断せずに最後の一投を投じるだけ!いっけーシャロ!!」

シャロ「この一投が勝利を決めるなら……中途半端な気持ちでは投げられないわ」

チノ「シャロさん、すごく真剣な表情です」

リゼ「頑張れ、シャロ!」

シャロ「リゼ先輩、敵チームなのに応援してくれるんですね」

リゼ「ああ、これだけ良いボウリングを見せてもらったら、もうそんなの関係ないよ。シャロの先輩として……そしてなにより友達として応援したい」

シャロ「リゼ先輩……」ウルッ

マヤ「さて、シャロ最後の一投!この一投を決めてリゼの気持ちに応えられるのか!?最初の投球から比べてこれだけ成長した!最高のフォームで、今!投げたー!」

リゼ「おお、ボウリングの美、ここに極まれり!自分が納得できる一投で締める。その心意気が伝わってくるよ!」

シャロ「リゼ先輩にそう思わせられたなら……もう悔いはありません」

マヤ「ボールは……きれいな一投だったが少し勢いが弱かったか!?3、7、10の3本が残る!だが上出来でしょう!7本倒してコーヒーナッツチーム優勝けってーいっ!」

リゼ「ストライクよりも素晴らしいスプリットだ。感動したよ!」

シャロ「ありがとうございます!自分でも最後の一投は手応えがあって……だから、もうホントウに嬉しくて……」

ココア「負けちゃったね。私たち」

メグ「そうだね。バツゲーム、なにやるのかな〜」

ココア「頑張ろうね!」

メグ「うん!」

マヤ「さて、私たちの優勝が決まったところだけど、最後にメグの番だよー」

メグ「うぅ、なんか完全に消化試合になってるよぉ〜」

ココア「メグちゃん、頑張ってー!」

メグ「じゃあ最後にさっき千夜ちゃんがやってた投げ方を真似してみるよ〜」

リゼ「おいやめろ!あれは誰にも真似できないぞ!」

千夜「私、なにかやっていたかしら?」

リゼ「ほら、千夜を見ろ!あの技は危険すぎる……こんな風に記憶すら無くしてしまうんだ!」

メグ「だいじょーぶ、私は月の巫女!神通力に屈したりなんかしないよ〜」

シャロ「もう、メグまで月の巫女に……」

チノ「それより、最初の隣のレーンに飛ばした暴投の印象が強すぎて、またあれをやらかすんじゃないかと心配なんですが……」

ココア「メグちゃん……いや、月の巫女さん!あなたなら出来る!頑張って!」

マヤ「メグ、サイドスローで球を放つ!あー、ちょっと球の重さに負けてるぞー!あーまずい、いやーやってしまったぁー!チノの言うとおりに!隣のレーンにボールが飛んでいく!再びあの大暴投!」

メグ「うわあああんごめんなさあああい!」

隣のレーンの人「またボールが飛んできたぞ!いやー今日は面白いなぁ!」

リゼ「いやごめんなさい何度も」

隣のレーンの人「ぜんぜんオッケー。ちょくちょくこういうイベントがあった方が楽しいもんだよ。ついでにほら!またストライクだ!」

千夜「すごいわね!月の巫女は伊達じゃないわ」

リゼ「あはは……」

チノ「隣のレーンの人が好意的な人で本当に良かったです」

メグ「本当にごめんなさい……」ペコリ

ココア「にしても今日は本当にいろんなボールが見れて楽しいよー。隣のレーンに飛んで行ったりモーゼの十戒だったり!」

千夜「モーゼってなに?」

リゼ「本当に覚えてないんだな……」

メグ「やっぱり私は千夜ちゃんとは違うね。お月様の巫女さんにはなれなかったよ〜」

ココア「ううん、隣のレーンでストライク取ってるんだから十分月の巫女だよー」

マヤ「そしてメグ、次の一投!これが最後の一投となるのか、それともここですべてのピンを倒してあと一投チャンスを手に入れるのか!?」

メグ「今度は隣のレーンに行かないように頑張るよ!」

マヤ「おっ、今度は普通に構えたメグ!ダンスのステップのような軽やかな助走!そして舞うようにボールを放つ!」

ココア「頑張ってーメグちゃんのボール!」

リゼ「これは……どうだ!?」

マヤ「全部倒れるか!?いや、あーっ惜しい!1、6、10の3本が残る!ゲームセット!!」

ココア「メグちゃんお疲れさまー!」ハイタッチ

メグ「おつかれさま〜」

ココア「みんなもお疲れさま〜!」

リゼ「いやー、お疲れ様!」

シャロ「お疲れ様です!」

マヤ「おつかれー!」

チノ「お疲れ様です」

千夜「年末にこうやって盛り上がれて本当に嬉しいわ!」

リゼ「ああ、楽しかった!」

チノ「初めての忘年会でしたが、こんなに楽しいものなんですね」

ココア「みんな楽しんでくれて良かったよ〜」

シャロ「勝った私たちはココアとメグにバツゲームを考えないとね」ニヤリ

ココア「お、お手柔らかにお願いね……」

マヤ「さー、どーしよっかなぁ?」

メグ「私たち、何されるの〜?」

マヤ「まあ、それは後日ゆっくり考えておくよ。なにか一つに絞らなきゃいけないからね!」

ココア「そんなによく考えないでー!」

シャロ「何やってもらおうかしら、楽しみだわ」

ココア「もう!年が明けるのが怖いよおおおおおっ!」
セット12345678910
三宝珠72339SS 4-6381GSS F9X
915354953627191110119
コーヒーS G38S427S51S S 538S7
13163036515782100108133
メグココアG-G-S G8S 34S S G3G7X
001826435070838693
S:ストライク/スペア G:ガーター F:ファール
年始に続く
というわけで、ココアとメグは一体なにをやらされるのでしょうか!?
続きは年始の更新でお会いしましょう!
良いお年を!

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