忍者ブログ

歩くんですの箱 SS置き場

躍動感を表現するにはどうすればいいんだろう……と日々考え中。

【ラブライブSS】のぞえり Part08

Part08 (Part07の続きです)
【<翌日>夕方】

ことり「あ、雪穂ちゃん、亜里沙ちゃん、おまたせ~」

雪穂「いえ。ことりさんも、練習お疲れ様でした」

亜里沙「お疲れ様です!」

ことり「それで、今日二人を呼んだ理由はね~、絵里ちゃんと希ちゃんのことなんだ♪」

雪穂「そうだったんですね。まあこのタイミングだったので、そのことだとは思いましたけど」

亜里沙「お姉ちゃん、学校ではどんな様子なんですか?」

ことり「うん、いい感じだよ♪やっぱり、昨日の作戦が効いてるみたい」

雪穂「そうですか。偶然とはいえ、良い方向に行って良かったです」ホッ

ことり「とはいえ、ことり的には、もう一歩かな~って思うんだよね」

亜里沙「そうなんですか?昨日お姉ちゃんと話してみた感じでは、希さんと結構進展があったのかなって思ったんですけど」

ことり「う~ん……、二人とも明確にお互いを意識するようにはなったし、進展はあったんだけどね」

雪穂「それだけでは、まだ足りないってことですね?」

ことり「こういうことになると二人とも奥手だから……。でも、何かきっかけがあれば、上手くいくと思うんだ♪」

雪穂「なるほど……今日集まったのは、そのきっかけづくりのための作戦会議ですね?」

ことり「ご明察♪」

雪穂「次は、どんな作戦なんですか?」

ことり「ズバリ『ドキドキ☆二人っきりでデート!』作戦!」

雪穂「えっと……それは一体どのような?」

ことり「ここに、4枚のチケットがあります」ジャン

亜里沙「хорошо!」

雪穂「これは……日向ヶ丘(ひなたがおか)遊園のチケット!?」

ことり「うん。この前偶然譲り受けてきたって言ってお母さんがくれたの♪」

ことり「亜里沙ちゃん、このチケット2枚を絵里ちゃんに渡してあげて?」

亜里沙「分かりました!」

ことり「残り2枚は雪穂ちゃんにあげる♪」

雪穂「えっ、私ですか!?」

ことり「ことりが持ってても使わないから。穂乃果ちゃんと一緒に行ってくると良いよ♪」

雪穂「……ホントにいいんですか?」

ことり「もちろん!いっぱい楽しんできてね♪」

雪穂「はい。ありがとうございます!」

 ***

【<夜>絵里・自宅】

亜里沙「お姉ちゃん」

絵里「なにかしら?」

亜里沙「ことりさんから遊園地のチケットもらったの。だから、お姉ちゃんにあげるね?」

絵里「あら、私がもらっていいの?」

亜里沙「うん。むしろもらってもらえなきゃ困るっていうか……私は使わないし、受け取って?」

絵里「そう、ありがとう。……2枚あるのね」

亜里沙「うん。だからその、受験勉強の息抜きにでも、誰か誘って行って来たらどうかなって」

絵里「そうね……折角の機会だし、良いかも知れないわ」

絵里(とは言ったものの、こんなの2枚ももらったって……)

絵里(希を誘っていく?バカバカ!そんなの出来ないっ)

絵里(そもそも、曲がりなりにも元生徒会長である私が誰か一人を誘ったら角が立つじゃない)

絵里(このチケットは、誰か他の子に譲ってあげましょう。うん、それがいいわ!)

亜里沙「ちなみに、誰かに譲ったりとかはなしだよ?」

絵里(なっ、心を読まれた!?)

絵里「そっ、そんなことしないわよ……あはは……」

亜里沙「うん、約束してね」

絵里「なっ、なら、亜里沙。一緒に行きましょう?たまには姉妹水入らずってのも悪くないんじゃない?」

亜里沙「お姉ちゃん」ニコニコ

絵里「はい。ごめんなさい……」

絵里(亜里沙の笑顔が怖いわ……)

絵里(分かってる。亜里沙は、私と希とのことを応援してくれてるのよね)

絵里(……ここは、心を決めるしかないわ)

 ***

【<翌日>昼休み・音ノ木坂学院】

(教室)

絵里「希、ちょっといいかしら……」

希「エリチ、どないしたん?」

絵里「……あの、ちょっと来てくれないかしら」

希「ええよ。ここじゃ話辛いことなん?」

絵里「うん、ちょっと……」

 ***

(階段・屋上付近)

希「それで、どないしたん?」

絵里「うん。えっと……今度の日曜日は、練習休みよね」

希「そうやね。適度な休みも大事言うて、今週は休みだったはず」

絵里「その……これ」

希「ん……?遊園地のチケット?」

絵里「亜里沙がことりからもらったらしくて、私にくれたのよ」

希「そうなん?」

絵里「だから……その……い」

希「い?」

絵里「一緒にい、行きましょう?……///」カァ

希「あ、うん……ええよ///」

絵里「ホントに……?」

希「うん……楽しみにしとるで///」

 ***

【<日曜日>秋葉原駅前】

希(あまりに楽しみ過ぎて、1時間前に到着してもうた……)

希(けど、エリチとちゃんとお話できるかな……。月曜に一緒に登校して以来、会うたびに緊張してもうて上手く話出来んかったからなぁ……)

希(おかしな話やね。1年生の時から、ずっと一緒におったはずなのに……)

希(それにしても、エリチがウチを誘ってくれたのはどういうことなんやろ?)

希(エリチも、少なからずウチのこと良く思ってくれてるんかな。なんて、そんな都合のいい話あるわけないか……)

希(そうだ。エリチが来るまでに、目的地までの行き方もう一回確認しとこ)

希(まず、秋葉原から新宿まで出て……御茶ノ水で快速に乗り換えた方が早いんやね。そして、そこから小田急の急行……うん、覚えた)

 ***

絵里「お待たせ、希ーっ」

希「ううん、ウチも今来たとこやで」

絵里「なによ。らしくないじゃない。いつもならもっとこう『うん、ずいぶん待たされたで』みたいなこと言うのに」

希「いや、なんだかデートみたいやなって……あっ、今の忘れて、な?///」

絵里「デート……///」

希「あっ、そ、それより、エリチ、似合っとるねその服。それ着るの初めてやない?」

絵里「そっ、そうなの!うん、良かったわ……。あと、希こそ、その服似合ってるじゃない」

希「いややなぁ……これじゃホントにデートみたいやん///」

絵里「そうね……いやでも、そ、そういう認識でも構わないというかなんというか……」ゴニョゴニョ

希(ウチ、この調子で1日持つんやろか……)


Part09へ続く

拍手[0回]

PR