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歩くんですの箱 SS置き場

躍動感を表現するにはどうすればいいんだろう……と日々考え中。

【ラブライブSS】のぞえり Part07

Part07 (Part06の続きです)
希「危ないっ」

希(気づいたときにはもう遅かった。右手の道から、誰かが思いっきり飛び出してきて……)

希「うわっ」

「「ドッスーン!」」

希「痛ったぁ……」

??「見えるぞ、私にも敵が見える!」

希「いやいや、見えてたらぶつからんやろっ!」

希「って……思わず突っ込んでもうたやんか!しかもなんやそのアイマスク!?」

シャア「マスクをしている訳は分かるな、私は過去を捨てたのだよ」

希「なんのことやねん!」

シャア「……私もよくよく運のない男だな」

希「それはこっちのセリフやわ……。いきなりぶつかってきよった上に訳の分からんことばかり言って……あんたホンマになんやねん?」

シャア「君を笑いに来た、そう言えば君の気が済むのだろう?」

希「いい加減にせえや!しかもあんた初対面やん。それとも、なにか因縁でもあるんか?……まあええ、ぶつかったことに関しては、交差点に飛び出したウチも悪かったわけやし、謝るわ」ペコリ

シャア「……」スッ

希「ちょっ、行ってまうんか!?確かにウチも悪いけど、アンタも一言謝ったらどうなん?」

シャア「……認めたくないものだな、自分自身の若さ故の過ちというものを」

希「いや認めろや!」

雪穂「……え、なにこれ」(真顔)

 ***

絵里「希!?大丈夫なの!?怪我はない!?」タッタッタッ

希「エリチ!?どうしてこんなところに」

絵里「そんなことはいいの。それより本当に大丈夫?」

希「平気やで。にしても、ぶつかってきた男、たいがい失礼やったなぁ。訳の分からんこと言って謝りもせえへんし」

絵里「そうなの?それはひどいわね……。次に会ったら何としても謝らせないと!」

希「いや、そこまでは思ってへんよ。ウチも悪かったわけやし……」

絵里「でも、その男だって全力で走ってきたわけでしょ。なのに謝りもしないなんて」

希「エリチ。ウチはそこまで気にしてへんから。……それより時間、もう本格的にまずいんやない?」

絵里「本当!?今何時よ?――あ」

――8時27分。

絵里「まずいわ。……というか、今から急いでも遅刻は確定ね」

希「そうやね……ゆっくり行こうか」

絵里「希、立てる?」テヲサシノベ

希「うん、平気よ」テヲツカム

絵里「あっ///」

希「……///」

絵里「えっと……行きましょうか///」

希「う、うん……そうやね///」

 ***

ことり「作戦成功♪」

雪穂「上手くいって良かったぁ……って、いやいやどこがですか?思いっきり失敗だったと思うんですけど」

ことり「結果的には良かったってことで、ね♪」

亜里沙「はい!お姉ちゃんと希さん、手をつないでました。すごくいい感じです!」ウットリ

雪穂「そう、なのかな……」

 ***

【通学路】

希「あ、あの、エリチ……その、手……」

絵里「あっ、ご、ごめんなさいっ///」テヲハナス

希「……」

絵里「……」

希「あっ、そういえばウチ、ことりちゃんと」

♪キットシラズニ、イタホウガヨカッタ~

希「あっ、エリチごめん、メール……」

From: ことりちゃん
Subject: (無題)
Body: ことりのことは気にせず、先に行ってて♪ ps: 希ちゃん、ファイト!!

♪シンジテ……ココロガトキメイタ~

絵里「あっ、私にも」

From: 亜里沙
Subject: (無題)
Body: お姉ちゃん、先に行ってていいよ。
   学校、遅刻確定だよね。ごめんね……。あと、頑張ってね、お姉ちゃん。

 ***

希「あの、ウチの曲使ってくれてたんやね」

絵里「着信音?……そ、そうよ。希だって、私の使ってくれてるじゃない」

希「な、なんか照れるなぁ///」

絵里「そ、そうね……///」

希(ことりちゃん、ウチらのこと、応援してくれとったんやね。どこで知ったかは分からんけど……)

希「あの……手、繋ごっか」

絵里「……いきなりどうしたの?」

希「ええやん。たまにはこういうのも///」

絵里「そっ、そうね……じゃあ、繋ぎましょう///」

 ***

【<昼休み>学校・教室】

雪穂「うわー、がっつり怒られたよ……」

亜里沙「うん……遅刻すると、あんなに怒られるんだね」

雪穂「もう、踏んだり蹴ったりだよ……。作戦は失敗するし、遅刻して先生には散々怒鳴り散らされるし」

亜里沙「でも、ことりさんが言う通り、結果的には上手く行ったんじゃないかな?」

雪穂「そうだといいけど……」

亜里沙「それにしても、希さんにいきなりぶつかって来た人、誰だったのかな……」

雪穂「さぁ……。すごく変な格好してたし、妙なことばっか言ってたし、どう考えても不審者だったけど」

亜里沙「あはは……」

【<練習中>音ノ木坂学院】

海未「では、いつも通りストレッチです。二人組になって下さい」

絵里「始めましょうか、希」

希「そうやね」

絵里「いつも通り、互いに腕を組んで肩を伸ばす運動からでいいわね」

希「ええよ。じゃあ、あの……えっと///」

希(まずい、いつもやってることのはずなのに、朝のこと意識したらドキドキしてきたやん……)

絵里「希?あの……早くやりましょう?///」

絵里(まずい、緊張してきたわ……。ううん、これはいつも通りのストレッチ。そう、あまり意識しちゃだめよ……)

海未「絵里、希、どうしたんですか?」

絵里「えっ、いいいや、な、なんでもないわ?」

希「そうや……いつも通り、いつも通りやで?」

海未「そうですか?」(すごく反応に違和感があるのですが……)

海未「特に問題がないなら、早く始めてください。時間がもったいないですから」

絵里「もっ、もちろんよ。希、始めましょう」

希「そっ、そうやね」

ことり「ふふっ♪」ニコニコ

穂乃果「ことりちゃん、ずいぶんとご機嫌だね」

ことり「うん。なんだか上手く行きそうな感じだから♪」

穂乃果「何のことか分からないけど、良かったね、ことりちゃん!」

ことり「うんうん♪」

にこ「……」

 ***

【<夜>絵里・自宅】

亜里沙「お姉ちゃんお姉ちゃん」

絵里「どうしたの亜里沙?」

亜里沙「今日、学校どうだった?」

絵里「いえ、いつも通りだけど……あ///」

亜里沙「希さんとなにかあったんだ」ニコニコ

絵里「なっ、なにもないわよ!」

亜里沙「ふふっ、良かったね。お姉ちゃん!」

絵里「何が言いたいのよ……」

Part08へ続く

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