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歩くんですの箱 SS置き場

躍動感を表現するにはどうすればいいんだろう……と日々考え中。

【ラブライブSS】ことり「赤点取っちゃった……」(※こと凛)

ラブライブ、二作目のSSになります。
前回はことりメインで、少し不思議な世界?が出てくる話にしたのですが、今回はもっと直球の百合をやってみたい!という趣旨のもとに書いてみました。今回も基本はことり視点ですが、カップリングはこと凛としてみました。

全4パートに分割して投稿する予定です。
では、以下よりPart1です!

Part01
ことり(さっき、数学の授業でテストの結果が返って来たんですが……)

ことり(どうしよう、赤点取っちゃったなんて誰にも言えないよ……)

海未「穂乃果?数学のテスト、まさか赤点なんてことは無いですよね」

穂乃果「えっへん。ギリギリ赤点回避!セーフだったよ!」

海未「誇らしげに言うことではありません。普段からしっかり勉強していれば赤点の瀬戸際で彷徨う必要なんてないんですから」

穂乃果「勉強やりたくないやりたくないー」

海未「何を言っているんですか。学生の本分は勉強ですよ。ほら、ことりからも一言言ってやってください」

ことり「……」

海未「ことり?聞いていますか?」

ことり「あ、えっと……何の話だっけ?」

海未「少しぼうっとしているようですね。どうかしたのですか?」

ことり「え?いや、なんでもないよ?あはは……」

海未「なら良いのですが……」

穂乃果「よっし、じゃあ練習に行こー!」

ことり(うぅ、これはまずいよ……)

 ***

ことり(練習を終えて、家に帰ってきましたが……)

ことり「この課題、3日間でやるなんて無理だよ……」

ことり(そう、赤点の人には膨大な課題プリントの山が課せられました。期限は明後日、提出しなかったら単位が修得出来なくなるそうです)

ことり「うー、1ページ目から全然分かんない……」

ことり(どうして赤点を取ることになってしまったのか、原因ははっきりしています)

ことり(実は少し前から、少しずつ数学の授業についていけなくなり始めていました)

ことり(先生が何を書いているのかも分からず、とりあえずノートに板書を書き写す日々が続きました)

ことり(でも、ことりは油断していました)

ことり(今までは、あんまりついていけてなくてもテスト前に復習すればある程度テストで点は取れていたので、今回もそうすれば良いと思っていたのです)

ことり(ですが、事態は想像以上に深刻でした。あまりに授業についていけていないと、自分の現状がどれほど危機に晒されているのかも認識できなくなります)

ことり(危機意識が欠如していたことで、早めに勉強に取りかかろうなどという意識が起きず、テスト期間のギリギリになるまでほとんど数学の教科書を開くことがありませんでした)

ことり(テスト前に少し教科書を開いたとき、目まいがしました)

ことり(もうダメかもしれない、と思いました)

ことり(とりあえず各章冒頭の、用語とか、概念の説明とか、そういうところだけを頭に叩き込んでテストに臨むことにしました)

ことり(でも、それだけで対処できるほど数学のテストは甘くありませんでした)

ことり(数学は、問題や解き方のパターンを理解していないと出来ない科目です)

ことり(テストの時間中、ほとんど一歩の手が動かなくて、血の気が引きました)

ことり(文字通り頭に血が行き届かなくなって、視界がおぼろげになりました)

ことり(もうあんな思いは二度としたくありません)

ことり(テスト直前まで勉強をやらなかった理由は他にもあります)

ことり(実は、テスト期間に入る少し前くらいから、μ’sの新しい衣装の作成に取り掛かっていました)

ことり(いろいろとアイデアが浮かんできて、あー、こんな風にしたらどうかなー、こうしたらもっと可愛いかなー、なんていろいろ想像していたら、いつの間にか止まらなくなってしまいました)

ことり(穂乃果ちゃんがステージ上で一回転した瞬間、フリルのついたスカートがふわりと舞って、一瞬だけ真っ白な……じゃなかった。危ない危ない)

ことり(とにかく、新しい衣装を着て、煌びやかなスポットライトに照らされてステージに立つみんなの姿を想像すると、もう楽しくて楽しくて、作業がどんどん進みました)

ことり(でもその結果、テスト勉強の時間がいつの間にかどんどん消えていきました)

ことり(けれどそれはことり自身の問題です)

ことり(μ’sのみんなにこんな話をしてしまったら、きっとみんな心配して、いらない責任を感じてしまうと思います)

ことり(みんなにはそんな風に思ってほしくはありません)

ことり(だから、なんとしても赤点を取ったことがバレるわけにはいきません)

ことり(この課題は、何とか自力で片付けないと……)

ことり(とはいえ、かなり厳しいのも現実です)

ことり(これは徹夜するしかないかな……)

Part02へ続く

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