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歩くんですの箱 SS置き場

躍動感を表現するにはどうすればいいんだろう……と日々考え中。

【けいおんSS】唯「このカメラ使ってもいいかな?」(再稿) Part07

Part07 (Part06の続きです)
二日間に渡る文化祭も終わり、校庭の真ん中で煌々と燃える炎が、煌々と地面を照らしだす。
その周りでは、後夜祭のフォークダンスが行われていた。

澪「終わっちゃったな……」

唯「うん」

澪「予想以上に大盛況だった。唯のお陰だ」

唯「違うよ、澪ちゃんが一生懸命機関誌を作ったからだよ。一部残らず配ったんでしょ」

澪「うん、だけど、それはやっぱり唯の写真のお陰で客引きが出来たからだと思う」

唯「そんなことない、……私の写真にそんな力なんてないよ」


でも、澪ちゃんの文集にはその力があった。

唯「機関誌、すっごく面白かったよ。昨日家に帰ってから読んでみたんだけど、止まらなくなって結局最後まで読んじゃった」

澪「そうか、良かった」

だから、私は、澪ちゃんの文集にヒントを得ようとした。
あの文集の内容はとっても面白くて、すらすら頭に入ってきた。
でも、実はたった一ヶ所だけ読みにくい箇所があった。
それは編集後記だった。
その文章は、こんな一文で始められていた。

――人間が世界を眺めるとき、その風景は本当に「五感」で捉えられたものだろうか。

 ***

紬「キマシタワー」

唯・澪「?」

紬「女の子同士でフォークダンス!」

紬「あっ、そちらにいるのは唯ちゃん!写真見たわよ。すっごく上手ね。そうだ!後夜祭の写真を撮って後で私にくれない?」

唯「あ、あの……」

紬「お願い☆」

唯(目が輝きに満ちてる……)

唯「う、うん、任せて」フンス

紬「ありがとう唯ちゃん♪」

澪「お、おいムギ……」

紬「やっぱりこれでこそ高校生!ってな~に澪ちゃん♪」

澪「いや、なんでもない、です」

紬「そうだ、澪ちゃんも私と一緒に踊らない?」

澪「いや、私はいいよ……」

紬「ねえ、踊らない?」

澪(だめだ目が異常に輝いてる)

澪「わ、分かった。だけど、私踊れないぞ」

紬「大丈夫♪ちゃんと教えてあげるから」

澪「」

唯(澪ちゃん大丈夫かな……)

唯(いや、澪ちゃんの心配してる場合じゃなかった。押し切られて撮影引き受けちゃったけど、この光量で動いてるもの撮るとか厳しいって……)

……カシャッ

Part08へ続く

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