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歩くんですの箱 SS置き場

躍動感を表現するにはどうすればいいんだろう……と日々考え中。

口先だけの水無月

6月となり、雨が多くなってきた。そんな中、土日も返上して準備やら練習やらに明け暮れてきた音楽祭を昨日ようやく終え、高波の如く降りかかって来る気の緩みに完全に飲み込まれてしまった私は、必携道具であるレインコートを忘れて登校してしまった。

午後からだっただろうか、雨が降り出した。下校時までには止んでくれることを願ったが、期待とは裏腹に雨脚は強くなる一方だ。下校の頃にはかなりの大雨となっていた。自転車通学の私は、せめて持っていた折り畳み傘で雨をしのぎつつ自宅まで急行しようと考えた。ところが、泣きっ面に蜂、傘を開いてみると、留め金が破損しており傘がまともに開かず、実用に耐えるような状態ではなかった。仕方なく私は、薄手のポロシャツのまま自宅に戻ることにした。

雨脚はあまりに強く、校門から30m程先にある交差点まで移動するだけでポロシャツも、ズボンもおおよそびしょぬれになった。信号を渡り更に自転車を走らせると、ほどなく頭髪はまるで頭からバケツの水をかぶったかの如く水を垂れて顔に張り付き、全身の衣類はまるで服を着たままプールに飛び込んだかのようにずぶぬれになった。しばらく走っているうちに雨脚が弱まってきたように思ったのも、まんべんなく水びたしになった為に感覚が麻痺してしまったことによる錯覚かもしれない。

ようやく自宅に到着というところで、雨が横殴りとなり、眼鏡をものともせず目に雨粒がなだれ込んできた。酸性雨だったのであろう、かなり目に沁みた。目を開けることもままならなくなり、視界も最悪となった。自宅付近であったことが幸いしたが、もしこの状況が長く続いていたら、交通事故の被害者となっていたかもしれない。

音楽祭を終え、ようやく多忙が一段落した所にこの始末。気の休まる暇がない。賢明な皆さんは、この雨をしっかり雨具でしのぐことができたであろうか。

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